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食費と交通費の記事で、思ったより高くないと書きました。
→ 海外駐在の食費、高いのは「輸入品」でした|日本のものはどこで買うのが安いか
→ 駐在の交通費は、驚くほど安いです|タクシー15分ぶんで、自転車が1か月乗り放題
でも、予想外に高いものがありました。子どもの習いごとです。
そして調べていて、もうひとつ分かったことがありました。そもそも、料金が分からないのです。
※金額は2026年9月時点のものです。円は1元=22.87円(2026年9月10日時点)で計算しています。
まず、日本の相場を確かめました
比べる土台がないと、高いのか安いのか分かりません。わたしも、通わせはじめてしばらくは「高い気がする」で止まっていました。 まず、日本の数字を調べました。
文部科学省の調査によると、学校外活動費の年間平均額はこうなっています。
| 年額 | 月あたりの目安 | |
|---|---|---|
| 公立小学校 | 256,489円 | 約21,400円 |
| 公立中学校 | 356,018円 | 約29,700円 |
出典:文部科学省「令和5年度子供の学習費調査結果のポイント」
これは、塾も習いごとも全部を合わせた金額です。公立小学校で、月に約21,400円。
この数字を覚えておいてください。
サッカーだけで、その4割になりました
わが子は、日本人向けのサッカークラブに通っています。
週2回、1回2時間の練習で、月400元。 日本円にすると、約9,150円です。
さきほどの数字と並べてみます。
| 金額 | |
|---|---|
| 日本の公立小学生の学校外活動費(塾も習いごとも全部) | 月 約21,400円 |
| わが家のサッカー1つ | 月 約9,150円 |
サッカーひとつで、4割を超えます。
しかも、これはかなり安いほうです
大事なことを書いておきます。この400元は、こちらではすごく安いほうです。
高いクラブは、かなり高額になります。わが家が通っているのは、日本人向けのクラブのなかでも負担の軽いところでした。
日本にいたころは、月2,000円でした
比べると、差がはっきりします。
日本にいたころ通っていたクラブは、週2回1時間半の練習で、月謝2,000円でした。土日の練習試合は、参加費だけの負担です。
これは、日本のなかでも安すぎると思います。 地域のクラブだったので、指導者の方の善意で成り立っていた面もあると思います。
それでも、同じ「週2回のサッカー」で、4倍以上になりました。
ピアノもスイミングも、日本より高いと聞いています。習いごとは、予想外に高い。 これが、駐在に来て感じたことです。
料金が分からないのは、塾だけではありませんでした
ここからが、いちばん書いておきたいことです。
塾の料金は、公表されていません
塾はもっと高い、と聞きます。大手の進学塾で、3科目・週3回で月10万円くらいだそうです。
これは聞いた話なので、確かめようと思いました。ところが、金額がどこにも出ていませんでした。
海外校のサイトにあるのは、費用の項目だけです。
- 入塾時:入塾金、教材費・光熱費・通信連絡費・施設維持費
- 毎月:通常授業料、月例テスト代、バス代
そして、「校舎ごとに異なります」と書かれ、各校舎への問い合わせ先が案内されています。
日本国内の校舎は料金が公開されているのに、海外校は載っていませんでした。
サッカースクールも、同じでした
塾だけかと思ったのですが、違いました。
日本人向けのサッカースクールを4つ調べてみました。料金を公表していたのは、1つだけです。しかも、そのスクールはいまは休校中でした。
ほかは「10回分または20回分のチケット購入制です」と書かれているだけで、1回いくらかは分かりません。
だから、みんな体験で驚きます
日本なら、スクールのサイトを見れば月謝が分かります。いくつか見比べて、家計と相談して決められます。
こちらでは、それができません。
問い合わせるか、体験に行って、はじめて金額を知ることになります。まわりでも、そこで驚いたという話をよく聞きました。
つまり、教育費を見積もりたいなら、体験に申し込むところから始めるしかありません。 赴任前に予算を組もうとしても、数字が手に入らないのです。
そもそも、選べる数が少ない
もうひとつ、日本と違うところがあります。
選択肢そのものが少ないです。
とくに、日本語でできる習いごとに絞ると、かなり限られます。 わが家も、選んだというより、通えるところがそこだったという感覚に近いです。 現地の教室に通う選択もありますが、言葉の壁があります。
「高いから選ばない」の前に、「そもそも選べない」がありました。比べて決めるという発想が、あまり通じません。
例外は、オンラインでした
ここまで高い話ばかり書きましたが、例外があります。オンラインです。
わが家は、オンライン英会話を使っています。レアジョブというサービスで、問題なく使えています。
1か月で約8,000円。1日25分のレッスンが受け放題です。
→ レアジョブ英会話
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日本にいる子と、まったく同じサービスを、同じ値段で使えます。場所に縛られないものは、駐在でも値段が変わりませんでした。
「海外だから選べない」ではありませんでした。 通う必要があるものは高い。でも、通わなくていいものは、日本と同じ条件で選べます。
会社の補助を、先に確認してください
最後に、お金の面で確認しておきたいことです。
会社によっては、習いごとに補助が出ることがあります。
聞いたところでは、家族に対しても中国語の授業料の一部を補助してくれる会社があるそうです。英語も対象にしている会社もあるとのことでした。
わが家は、駐在する夫のみが補助の対象でした。 子どもの習いごとは、すべて自己負担です。
これは、会社によってまったく違います。赴任が決まったら、規程を読んでおいてください。
補助が出るなら、語学は続けやすくなります。出ないなら、その分を最初から見込んでおく必要があります。
会社の規程を先に確認する話は、一時帰国の記事にも書きました。
→ 一時帰国の準備は「予定を入れる」から始まります|年2回・駐在3年のやることリスト
まとめ
駐在の習いごとについて、3つにまとめます。
- 習いごとは、予想外に高い。 サッカー1つで、日本の小学生の学校外活動費の4割を超えました。しかもそれは、安いほうのクラブです
- 料金が公表されていない。 塾もスクールも、体験に行くまで金額が分かりません。赴任前に予算が組めません
- 例外はオンライン。 通わなくていいものは、日本と同じ値段で使えました
帰国すれば、この費目もまた変わります。何が消えて何が増えたかは、こちらにまとめました。
→ 家計簿の費目分けは、目的から決める|一度設定すれば、あとは自動で管理できます
駐在の家計で、いちばん読めなかったのが教育費でした。 食費も交通費も、住んでみれば見当がつきます。でも習いごとは、動いてみないと金額が分かりません。
同じように駐在で子育てをしている方の、参考になればうれしいです。
駐在中のお金のこと、一緒に整理しませんか
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※本記事は2026年9月時点の、中国での経験にもとづいています。円換算は1元=22.87円(2026年9月10日時点)で計算しました。
※料金は、都市・スクール・時期によって大きく違います。 ここに書いたのは、わが家の場合と、公開されている情報を調べた範囲です。塾の月10万円は、聞いた話であり確認できていません。
※会社の補助は、会社によってまったく異なります。ご自身の会社の規程をご確認ください。
