はじめに
新学年がスタートしましたね♪
4月から○年生になるから、私もおこづかい欲しいよ〜。
どんなおこづかい制にするのがいいのかな〜。
金額や渡し方は、どうしたらいいのかな〜。
調査結果をもとに、気を付けるポイントや我が家の子どものおこづかい事情についてお話しします。
学校教育総合研究所 小学生白書の調査結果より
おこづかいの金額は?
2020年8月に実施された、学校教育総合研究所の調査の結果、
おこづかいを「もらっている」と回答した小学生は全体の約40%だそうです。
多くの小学生がおこづかいをもらっていると思っていたので、半分を下回っているのは、意外な結果でした(>人<;)
小学生全体の平均金額は学年と共に上がり、
小学1年生は183.3円、
小学6年生では853円との結果になっています。
おこづかいの支給開始時期については、小学2年生から小学3年生になる時期が最も多く、低学年のうちからお金に触れて、使う機会を与える家庭が増えてきているといえますね。
おこづかいの使い道は?
おこづかいを「もらっている」と回答した455人に質問すると、
1位 「お菓子などの食べ物」(49.2%)
2位 「貯金」(42.6%)
3位 「おもちゃ」(31.2%)
4位 「本・雑誌」(30.3%)
5位 「文房具」(27.3%)
6位 「ゲーム機・ゲームソフト・アプリ」(18.7%)
7位 「キャラクターグッズ」(16.3%)
との結果になっています。
意外だったのは、「貯金」が42.6%と多かったことです。
おこづかいをもらったら、自分の欲しいものを買って、すぐに使ってしまう子どもが多いのかなーと思っていたからです。
小学生におこづかいって必要?
上の調査結果では、おこづかいをもらっている小学生は、全体の約40%でしたが、そもそもおこづかいは必要だと思いますか〜?
私は、金銭感覚を身につけるために、おこづかいは必要だと思っています。
例えば、UFOキャッチャーをするために、大切な100円を自分のおこづかいから出して使ったとき、ゲームをするときはワクワクした感情を感じることができますが、景品がとれなかったときは、20秒ほどで終わって残念な気持ちになってしまいますよね。
そのとき、子どもにこう伝えます。
「ゲームをして楽しかったね。でも、もし駄菓子屋さんでお菓子を買ったら、お菓子を食べることができたね。」
そして、実際にUFOキャッチャーで成功して景品をゲットできたときは、一緒になって喜びます。
ゲームは、成功することもあれば、失敗することもあります。
成功したら嬉しい、失敗したら悔しいし、悲しい。
そのお金の使い方に後悔はなかったか、後悔があるなら、どう使ったらよかったのか、お金の使い方を学ぶことができます。
また、欲しいものが買えないという我慢も経験の一つになりますし、欲しいものを買うためには、何ヶ月貯める必要があるのかと計画を考えたり、プラスのおこづかいをもらえるように親に交渉したりプレゼンするなど方法を考えたり、大人になっても社会で役立つスキルを養うことができます。
また、自分で買うことで、「これは○円なのに、あれは△円で、どっちを買ったらいいのか」など値段を知って買う判断したり、安く買えるように工夫したりできるようになります。
このように、子どもがおこづかいの中からお金を出す経験が物の価値を知っていく経験にもなると思います。
おこづかいを渡す方法は?
1 毎月定額制
毎月、1ヶ月に1回決まった額を渡す「定額制」が一番多いのではないかと思います。
おこづかいの渡し方を定額制にすると、計画的にお金を使うようになります。
欲しいものがあっても、よく考えてから決めるため、思考力や我慢する力が身につきます。
2 報酬制
報酬制で一番多いのは、お手伝いをしてくれたら、1回○円を渡すという方法です。
その他、
・テストで80点以上とれたら、○円
・スポーツでいいプレーをしたら、○円
など、労働や、努力の対価としておこづかいを渡すことで、お金をもらえる喜びを味わうことができます。
スポーツのいいプレーに対する報酬は、スポーツ選手みたいでカッコいいですよね。
我が家の子どもはサッカーをしていますので、「1シュート決めたら、100円の報酬ね」としていた時期がありましたが、ポジションによっては、求められるプレーは変わってくるので、ナイスプレーと思ったときに、報酬を渡すように変えました😆
子どものモチベーションをあげる効果も期待することができますよ。
ただ、家族の一員だから、家のお手伝いはして当たり前という考え方もありますので、報酬が発生するお手伝いの内容を事前に話し合って決めておく必要がありますね。
報酬の対象になる基準についても親子で話し合ってみるのもいいですね。
3 定額制と報酬制、交渉制のミックス
毎月500円は定額で渡すけれど、足りない分は、報酬制や交渉制を取り入れているケースもあります。
お子さまの性格によって、どの方法が一番いいのかは変わってくると思います。
お子さまに、「おこづかいが欲しいよ〜」と言われたら、
「1と2と3の方法とかあるみたいだけど、どうしてみたい?」と聞いて、話し合ってみるのがいいと思います。
お金の大切さを実感し、決まった金額でやりくりする力を身につけるためにも、最初に渡し方やルールを決めておくのが大切です。
我が家の子どものおこづかい制度をご紹介します
我が子におこづかいを渡し始めたのは、小学3年生になる1月からでした。
子どもから、「おこづかいが欲しい」と言ってくれたのがきっかけです。
新年にいただくお年玉にも興味を持ち始めましたので、今までは全額を子どもの通帳に貯金していましたが、その年から、お年玉のうち、いくらを貯金するかを子どもに決めてもらうようにしました。
すぐに使わないお金は、銀行に入れていてもほぼ増えないこと、利率や複利についても学んでほしかったので、
おうち銀行に預けると、年利10%つくようにしました(もちろん利子は私の手出しです笑)
ということで、
短期では、毎月定額制(学年×100円)で、時々、足りない分は交渉制も導入しています。
長期では、利率10%のおうち銀行制度をしています。
詳しく後述しますね。
短期:毎月定額制プラス交渉制
我が家は、毎月定額制の中でも、ルールがあります。
それは、おこづかい帳を必ずつけて、おこづかい帳の金額と財布の中の金額が合わないと、次月のおこづかいは渡さないという少し厳しめのルールです。
少し厳しいかもしれませんが、このルールによって、何に使ったかを把握して、おこづかい帳の付け方や計算の仕方を学ぶことができます。
お金を使うときにも慎重になりますし、本当に欲しい物を買うために、計画も立てやすくなります。
一回、金額が合わないよーということがありましたが、そのときは、
「今回はこうやって「不明金」で処理したらいいけど、次からは、気を付けるんだよー」と結局、おこづかいを渡しましたが、それ以降は、しっかり金額を合わせるように頑張っていますよ。
今まで、我が子がおこづかいで購入したのは、お菓子や好きな文房具、スイッチのソフトや好きなスポーツ選手のユニフォームですね。
長期:利率10%のおうち銀行
小さいノートに通帳みたいに書いています。
3年目にもなると、使わないお金を預けているだけで、5600円の利子がもらえるようになっています😄
すぐに使うお金は手元の財布に入れておいて、すぐに使わないお金は、おうち銀行に預けて増やす!
これは、大人でもすぐに使うお金は銀行に預けておいて、すぐに使わないお金を資産運用でお金に働いてもらって資産を増やす!の仕組みと似ていると思います。
この利率10%の預金は、厚切りジェイソンさんが子どもの金融教育についてやりたいと思っていると話してらっしゃってて、すごくいいなーと思って取り入れてみました!
大人でも10%の利子がつく預金があれば預けたいですよね😆笑
まとめ
小学生におこづかいを渡すことは、金銭感覚を身につけて、物の価値を知るために、非常に役立ちます。
おこづかいの金額は、迷ったら、まずは平均の相場から決められるといいと思います。
渡し方については、
毎月定額制、報酬制、その組み合わせ等から、家族で話し合ってルールを決めていくといいですね。
どの方法が一番ということはなく、その子の性格や家族の考え方に応じて、おこづかい制を話し合いで決めていくその過程もきっと、もう学びのスタートです♪